新入生諸君、ようこそ近畿大学へ。
大変な難関を突破しての入学、誠におめでとうございます。
大学の全教職員とともに心から歓迎いたします。
4/2は和歌山キャンパス、4/4は東大阪キャンパス、4/6は広島キャンパス、4/7は福岡キャンパスにて、それぞれ入学式を執り行いました。
3月から続いた卒業式・入学式行脚がようやく終わり、私にとって1年間で最も嬉しい多忙な日々に一段落がついたところです。
東大阪キャンパスでは今週から授業が始まり、キャンパス内は活気に満ち溢れています。
目的をもった計画的な履修をし、勉学、課外活動に励んでください。
さて、入学式の式辞でも述べましたが、改めてアメリカ・メジャーリーグで活躍するイチロー選手のエピソードを交え、学生諸君にメッセージを伝えようと思います。
イチロー選手は、高校時代に1日もかかさなかった素振りの中で、『継続の中で不屈の精神』を養い、
プロ入り後、当時の日本記録、年間210本の安打を達成する中で、『短期間の中で達成可能な目標を持つことの効果の高さ』を知り、
メジャーリーグに移籍後、日米通算4,000本安打を記録した際、その裏で8,000本以上のミスバッティングをし、その悔しさを糧に『失敗を恐れず、十分にトレーニングを積みチャレンジを続けた』
ということを話しています。
私の好きな言葉に、
『人間生きて行くために「一人の友、一冊の本、一つの夢」があればいい』
という言葉がありますが、これらを手に入れるために、近畿大学は最高の場所であると自負しています。
日本一の志願者を集めたこの近畿大学で、たくさんの人と出会い、たくさんの本と出会い、たくさんの経験をし、そして夢を見つけてください。
上述したイチロー選手のように、目標を持って、失敗を恐れずチャレンジし続けてください。
その習慣は、諸君の大きな武器になるはずです。
“努力に勝る天才なし”
これからの学生生活が充実したものになることを祈っています。