2013年11月29日金曜日

講義

本日は、総合社会学部「21世紀の社会科学」の講義をさせていただきました。
この科目では、それぞれの学部の様々な専門分野の先生が講義に出向く形式で展開しています。
近畿大学は、文系、理系合わせ13学部を擁する総合大学です。文系学部の講義に、理系(医学)の私が講義をさせていただくことは、近畿大学ならではだと思っています。

私からは、医学部時代の話や、がん治療の話などを映像を交えてお話をさせていただきました。
以下は、私が研修医に対して指導してきた内容の一部です。
医学の世界だけでなく、どの世界にも通じる話です。特に学生については自分の環境、未来と照らし合わせ、柔軟に解釈し、肝に銘じてほしいと思います。

1. 医師である前に一人の人間であれ
(医師が有利な立場であることを忘れず、いつも謙虚に、患者さんに何をしてあげられるかを絶えず考えること)
 

2.患者さんを好きになれ、自分を好きになれ
(患者さんを好きになれば自然に患者さんのためになることを考えるようになる。
そうすることが自分を好きになることに繋がる)
 
3.どんなことがあっても諦め手術はするな、納得するまで頑張り通す気力と体力を持て
(例え、教授の手術であっても納得できなければその旨を話し、議論する位の気力をもて)
 
4.楽しい生活をおくれ
(忙しさと楽しさは相反するものではない、楽しくなかったら外科をやめてもよい。
最初の1年が将来の医師としての生き様を決定する、どんなに忙しくても楽しむこころを忘れるな)


「人は必要なときに必要な人に必ず出会う。それも早すぎもせず、遅すぎもせず」
このような学びの場もその好機ととらえ、一期一会を胸に多種多様な人との出会いを自分のものにして欲しいものです。
 





2013年11月21日木曜日

今後の活躍に期待

近畿大学校友の、林 威助 氏が近況の報告に訪問してくれました。
林氏は、2002年度プロ野球ドラフト会議で、阪神タイガースから7巡目指名を受け入団し、
WBC」では台湾代表に選出され4番を任されるなど、その活躍にはいつも感嘆するばかりでした。
力強い打撃とその誠実な人柄を武器に、今後さらなる飛躍を期待しています。


2013年11月15日金曜日

グローバル人材育成のために ―アメリカ総領事講演会から―


1114() 在日米国大使館から、スティーブン S.マロニー総領事にお越しいただき、
「英語村e-cube」にて学生たちに、英語、留学、海外への関心の喚起をテーマにご講演いただきました。
とてもフランクで明るいお人柄であり、聴講した学生たちは有意義な時間を過ごしたようです。
グローバル社会が謳われる時代の中で、学生たちはまず海外に興味を持つことから始めなければなりません。そのための仕掛けや、きっかけ創りはしていきたいと考えています。
また、語学だけでなく、文化や、国際感覚なども理解できなければ、グローバル社会でのビジネスリーダーにはなりえません。(もちろん建学の精神に謳われている「人格の陶冶」を身に着けることが前提ですが)
このような教育の具現化をするために、みなさまからもアイデアをいただけませんでしょうか?




 



2013年11月8日金曜日

第20回近畿大学中央図書館貴重書展「時代を越えた建・築・美」 一般公開開催中

20回近畿大学中央図書館貴重書展「時代を越えた建・築・美」が一般公開で開催中です。
※公式HP http://www.kindai.ac.jp/topics/2013/10/11713-artificial-landscape-.html

ぜひこの機会に近畿大学中央図書館にお越しいただき、ご覧になってはいかがでしょうか?
開催日時:117()13() 10:3019:00 ※日曜日は18:00まで




 

2013年11月7日木曜日

近畿大学追悼法要


近畿大学は、毎年 創立記念日の翌日に、本学教職員物故者と、医学部献体者への哀悼の意を表し、四天王寺五智光院にて追悼法要を実施しております。

今回もたくさんの方のご臨席を賜り、執り行うことができました。この場を通じて御礼申し上げたいと思います。

みなさまご存知の通り、昨今の近畿大学は目覚ましい発展を遂げていますが、お亡くなりになった教職員方のご功績があって、今日があることを忘れてはいけません。心から敬意を表したいと思います。

また、系統解剖にご献体いただきましたみなさまは、命の大切さ、尊厳を、学生のみならず、多くの医療関係者にお教えいただきました。みなさまの支えがあり、この精神について学ぶことができ、今日の日本の医療の発展があるものだといえます。

病理解剖にご献体いただいたご家族のみなさま方には、亡くなられたその日に、解剖をお願いする訳です。本当に頭が下がる思いで、決して無駄にはできない学びであると強く思っております。病理解剖は、医師それぞれがやってきた医療が正しかったのか検証できる機会であり、日進月歩の医学進歩の中で、大きな一角を支えております。

私どもは、ご献体いただいた方々のご遺志を無駄にしないよう、精一杯頑張っていくことを誓うとともに、心から哀悼の意を表したいと思います。
 
 











2013年11月2日土曜日

第65回近畿大学「生駒祭」


今日から3日間、第65回近畿大学学園祭「生駒祭」を開催しています。
毎年5万人以上の来場者を集める関西最大級の学園祭です。
学生達はこの日のために精一杯準備をしてきました。屋台はもちろん、これからたくさんの催し物を披露してくれることでしょう。
パワー溢れる近大生駒祭、ぜひお越しください。

生駒祭HP http://dantai.kindai.ac.jp/ikomasai/


 
 
 
 


 

 

 


2013年11月1日金曜日

こんにちは塩﨑均です


みなさん、こんにちは。近畿大学学長の塩﨑均です。

近畿大学の取り組みや課題など、私を通じてみなさんにお伝えしたいと思い、ブログを開始することにしました。

私は元々、医者・外科医です。

学長に就任するまで、私は大阪狭山市にある医学部におりました。
本学は13学部48学科+短期大学部、さらに附属学校や研究施設を全国に擁していますが、医学部以外の知識はゼロに近いものでした。

学長に就任して、まず行ったことは、近畿大学の全体像を実感すること。全学部、附属学校、研究施設を自分の足で回り、この目、頭で、その実態を理解することから始めました。

全国各地、訪れる先々で行われている教育、研究を拝見し、そのレベルの高さ、面白さに強烈な驚きと感動を覚えました。そして、この現実と感激を、みなさんにさらに知っていただきたいと心から思うようになりました。

ぜひこのブログを通じて、私の雑感を通じて、そういった近大の姿を感じていただければ大変嬉しく思います。

また今後は、学生との交流の機会を今以上に増やしていきたいと思っています。医学部時代は学生のリアルな声を聴き、それを仕事に繋げてきました。今後もそのスタンスは変えず、この場を通じてお伝えできればと思っています。
 
できるだけフランクに、みなさんにお伝えしていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。