この科目では、それぞれの学部の様々な専門分野の先生が講義に出向く形式で展開しています。
近畿大学は、文系、理系合わせ13学部を擁する総合大学です。文系学部の講義に、理系(医学)の私が講義をさせていただくことは、近畿大学ならではだと思っています。
私からは、医学部時代の話や、がん治療の話などを映像を交えてお話をさせていただきました。
以下は、私が研修医に対して指導してきた内容の一部です。
医学の世界だけでなく、どの世界にも通じる話です。特に学生については自分の環境、未来と照らし合わせ、柔軟に解釈し、肝に銘じてほしいと思います。
1. 医師である前に一人の人間であれ
(医師が有利な立場であることを忘れず、いつも謙虚に、患者さんに何をしてあげられるかを絶えず考えること)
2.患者さんを好きになれ、自分を好きになれ
(患者さんを好きになれば自然に患者さんのためになることを考えるようになる。
そうすることが自分を好きになることに繋がる)
(患者さんを好きになれば自然に患者さんのためになることを考えるようになる。
そうすることが自分を好きになることに繋がる)
3.どんなことがあっても諦め手術はするな、納得するまで頑張り通す気力と体力を持て
(例え、教授の手術であっても納得できなければその旨を話し、議論する位の気力をもて)
(例え、教授の手術であっても納得できなければその旨を話し、議論する位の気力をもて)
4.楽しい生活をおくれ
(忙しさと楽しさは相反するものではない、楽しくなかったら外科をやめてもよい。
最初の1年が将来の医師としての生き様を決定する、どんなに忙しくても楽しむこころを忘れるな)
(忙しさと楽しさは相反するものではない、楽しくなかったら外科をやめてもよい。
最初の1年が将来の医師としての生き様を決定する、どんなに忙しくても楽しむこころを忘れるな)
「人は必要なときに必要な人に必ず出会う。それも早すぎもせず、遅すぎもせず」
このような学びの場もその好機ととらえ、一期一会を胸に多種多様な人との出会いを自分のものにして欲しいものです。