近畿大学は、毎年 創立記念日の翌日に、本学教職員物故者と、医学部献体者への哀悼の意を表し、四天王寺五智光院にて追悼法要を実施しております。
今回もたくさんの方のご臨席を賜り、執り行うことができました。この場を通じて御礼申し上げたいと思います。
みなさまご存知の通り、昨今の近畿大学は目覚ましい発展を遂げていますが、お亡くなりになった教職員方のご功績があって、今日があることを忘れてはいけません。心から敬意を表したいと思います。
また、系統解剖にご献体いただきましたみなさまは、命の大切さ、尊厳を、学生のみならず、多くの医療関係者にお教えいただきました。みなさまの支えがあり、この精神について学ぶことができ、今日の日本の医療の発展があるものだといえます。
病理解剖にご献体いただいたご家族のみなさま方には、亡くなられたその日に、解剖をお願いする訳です。本当に頭が下がる思いで、決して無駄にはできない学びであると強く思っております。病理解剖は、医師それぞれがやってきた医療が正しかったのか検証できる機会であり、日進月歩の医学進歩の中で、大きな一角を支えております。
私どもは、ご献体いただいた方々のご遺志を無駄にしないよう、精一杯頑張っていくことを誓うとともに、心から哀悼の意を表したいと思います。