2014年6月6日金曜日

被災地復興のためにできること


未だに深い傷跡を残す 東日本大震災の被害を受けた被災地復興のために、私たちは何ができるでしょうか。
震災から3年以上が経過しましたが、まだまだ完結する話ではありません。
近畿大学では地震発生翌日から医療チームを現地に派遣し、医療物資を提供するなど医学部を持つ大学として、また、原子力研究所を持つ大学として、被災地の復旧・復興に携わってまいりました。
平成24年春には、13学部48学科を持つ総合大学の英知を結集させ支援する
「“オール近大”川俣町復興支援プロジェクト」を始動させ、川俣町から復興支援アドバイザーを受嘱しています。
さて、6/5() 福島県川俣町にて、「バイオコークス技術による汚染バイオマス減容化」デモンストレーションの実施に参加してきました。大勢の方にご参加いただき、本当にありがとうございました。
このプロジェクトは、福島第一原子力発電所事故の影響に苦しむ福島県川俣町を除染、復興の両面から支援するもので、川俣町での成果を一つの復興モデルとして県全域に広げていきたいと考えています。
その中の一つが今回の計画です。被災地の除染廃棄物仮置場から中間貯蔵施設への輸送問題に対し、近畿大学が開発したバイオコークス技術を応用する方法で、枝葉等の有機汚染物減容の実用化を計画しております。私たち近畿大学と中外炉工業株式会社は、この技術の現地導入に向け、ぜひ お力になれればと思っております。