2014年12月25日木曜日

良き新年をお迎えください

年の瀬が押し迫ってまいりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今日はクリスマスですが、私はクリスマスを迎えると、私が医学部に居た頃、毎年12/25に病院全科スタッフを集め、1年間の業務反省会をしたことを思い出します。
細かい数字まで洗いざらい全て報告し合い、翌年への検討課題として改善・改革していったものです。中でも「教育」を検討課題としてメスを入れていくことは容易ではありませんでした。定量的に判断できないことが多く、手こずったことをよく覚えています。
近畿大学は、2014年 午年に相応しく、大きく飛躍し、世間から一層注目を浴びる存在となりました。しかしその反面、大学運営における多くの改善点も見つかりました。まさに医学部時代と同じく「教育」の質の担保をどれだけしていけるか。強化できるか。そういったことだと感じています。
みなさまも、それぞれ1年間を振り返り、翌年の飛躍に繋げていただきたいと思います。
さて、近畿大学は、学生は12月24日(水)〜2015年1月7日(水)事務部局は12月26日(金)〜2015年1月5日(月)期間、冬期休暇に入っています。
寒い日が続きますが、それぞれお身体にお気をつけて、良き新年をお迎えください。

2014年12月17日水曜日

医薬品業界情報交換会

12/17()、薬学部、薬学部就職支援委員会、キャリアセンター共催の、医薬品業界合同研究会・情報交換会が開催されました。
爆弾低気圧が到来し この冬一番の寒さの中、40社を超える医薬品企業、約80名の採用担当者の方に御足労いただきました。そんな寒さを吹き飛ばす熱い話を聞いた学生たちは、どう感じ、どう活動に繋げるのか。しっかり考え、今後に生かしてほしいと思います。

2014年12月16日火曜日

ホスピタル・アメニティへの展望

12/16()、文芸学部アート館の落成記念芸術フェスティバル 記念シンポジウムで講演させていただきました。
医学部と文芸学部は、平成22年から、「HARTプロジェクト」と名付けられた連携事業を展開してきました。
HARTプロジェクト」は、「ホスピタル・アメニティ」の概念の下に、医学部の医療と、文芸学部のアートなどの研究成果を融合させ、患者さんたちのために明るく快適な医療空間を作り出そうとする企画です。
医療従事者、芸術家、その他第三者など、それぞれの立場から「医療とアート」についてのディスカッションがなされ、かけ離れた分野の融合に必要性を感じることができる、有意義なセッションでした。
附属病院の移転計画も進む中、これらの議論は積極的に採用していきたいと考えています。

2014年12月9日火曜日

人権講演会

12/9()、人権週間講演会にて、私の推薦者である、和歌山県立医科大学の岡 檀 先生にご講演いただきました。
「生き心地の良い町 日本一自殺率の低い町を調査して」と題してお話いただきました。
自殺の地域研究のほとんどは、自殺の多い地域を対象にするそうですが、岡先生は、自殺の少ない地域を調査し、なぜ自殺発生が抑制されているのか?を探求されています。
視座を変えた取り組みや、そのお話に学生たちも熱心に耳を傾けていました。

2014年12月3日水曜日

日本学術振興会から表彰を受けました

医学部の土井勝美教授と、先端技術総合研究所の米澤康滋教授が、独立行政法人日本学術振興会から、平成26年度科学研究費助成事業(科研費)審査委員(書面審査)の表彰を受けました。
詳しくは、下記近畿大学ホームページをご覧ください。
※近畿大学HP http://www.kindai.ac.jp/topics/2014/12/post-697.html

2014年11月29日土曜日

日本イノベーター大賞特別賞受賞

11/28()、第13回日本イノベーター大賞(日経BP)にて、近畿大学は「日経ビジネス創刊45周年記念特別賞」を受賞いたしました。
日本イノベーター大賞は新しいビジネスモデルや新技術によって価値をもたらし、日本に活力を与えたことに贈られる賞です。過去には、皆さんご存知の携帯アプリ“LINE”や、スーパーコンピューターの“京”など 様々なイノベーターに贈られている栄誉ある賞です。
本学は、“近大マグロ”、“近大マンゴー”などの独自の研究開発行い、その開発にとどまらず、近大マグロ等の養殖魚を扱うレストランの出店に代表されるような、商業化につなげ 市場に流通させています。これらの取り組みを通じてイノベーションを興し、ブランド力を高めたことが評価され、今回の受賞にいたりました。
現在、我々は大学業界だけでなく日本全体から注目される大学となりました。今後も“実学教育”と“人格の陶冶”という理念に基づいた活動を進め、日本の大学業界の先頭を走っていきます。

2014年11月20日木曜日

更なる飛躍を目指して

11/19()、附属和歌山高校ラグビー部が、「第94回全国高等学校ラグビーフットボール大会和歌山県大会」で初優勝し、全国大会初出場の切符(第94回全国高校ラグビーフットボール大会12/27~1/7)を勝ち取ってきた報告に来てくれました。 20人の少数部員の快進撃、全国大会でもその勇姿を見せてくれることを期待しています。
みなさま応援よろしくお願いします。

2014年11月14日金曜日

「ベスト・プロデュース賞」受賞

11/14(木)近畿大学のクロマグロ完全養殖の研究が、日本の生活文化の向上に貢献した人物とプロジェクトをたたえる「第2回ベスト・プロデュース賞」を受賞しました。たくさんのメディアにも取り上げていただき感謝の気持ちでいっぱいです。

2014年11月12日水曜日

「誰もが知っている書物展」


毎年楽しみにしているイベントで、今年は「誰もが知っている書物展」と題し開催しています。中にはイギリスの医学者 ジェンナーの書物など、個人的に大変興味深く、感動する貴重書もあり、楽しませていただきました。
“図書館のレベルは、大学の品位を物語る”という見方もあり、近畿大学の東大阪キャンパス整備計画においても、図書館の在り方については多くの議論が交わされています。
大学にとって、図書館が果たす役割はただ本を陳列するだけに留まらず、多岐にわたっています。今回のイベントを含め、図書館からたくさんの企画があげられています。大学、特に学生にとって有意義な形になることを期待しています。



2014年11月8日土曜日

21世紀の社会科学


11/8()、総合社会学部「21世紀の社会科学」の科目にて講義をさせていただきました。
この科目では、世の中の出来事や人間が織り成す活動を、科学的に捉えて判断する力をつけること、更に今と未来に役立てるという“生きる姿勢”を養うことを目的としています。
そのために「科学」を理系からの側面で見るのではなく、文系からの視点も取り入れながら学んでいきます。
毎回違う分野の先生をスピーカーとして招き 学ぶというスタイルは、近畿大学ならではです。
それぞれの先生方が、なぜ、どんな方法で、専門研究に取り組んだのか。そしてその成果を今どのように生かし 生かそうとされているのかを学び取ってください。


2014年11月4日火曜日

11/5は近畿大学の創立記念日です

 
11/1()、新任教員研修会を実施しました。増田副学長から、大学基準協会の認証評価制度についての講演や、テーマ別にグループワークなどが行われました。
教壇に立って学生指導をすること以外にも、大学経営感覚を持ち、どういう大学づくりをするかをしっかり考えた上で、「偏差値にとらわれない価値を生み出す教育」と「世間・社会に貢献できる人材育成」に繋げていただくことを期待しています。
そして今日11/4()は、近畿大学学園祭「生駒祭(11/24)」の最終日です。心配されていた天候にも恵まれ、たくさんの方にご来場いただきました。250店を超える屋台数を含め、西日本最大級でパワーに満ち溢れた自慢の学園祭です。これも学生運営スタッフの不眠不休の働きがあってからこその賜物です。
どの立場の学生にとってもかけがえのない最高の経験になっていることを祈っています。
さて、明日11/5は近畿大学の創立記念日で、大学は休みをいただきます。今年で89周年を迎えた近畿大学は、今後も歩みを止めずに邁進していきます。
 

2014年10月30日木曜日

新宮高校講演会


10/29()、附属新宮高校・中学校にて、医学、薬学、看護系の道を志す生徒に対して講演をさせていただきました。自分の経験談を交えながら、医療の仕事に従事する上での心構えや想いにも触れ、生徒たちは熱心に耳を傾けてくれました。



2014年10月26日日曜日

「KINDAI」サミット


10/26()、大学初の試みである「KINDAIサミット」に参加しました。
学生時代を少しでも思い出してもらおうと、あえて“大学らしい階段教室”を会場に催されました。
200名を超える近大卒業生のビジネスリーダーと現役学生が交わり、情報交換や、近畿大学の今後の展望についての議論が白熱しました。教室は普段とは一風変わったものすごい熱気につつまれました。
近畿大学の強みの一つは、卒業生の多さ・ネットワークであるわけで、今回のような形の活動も大切に継続していきたいと考えています。
ご参加いただきましたみなさま、本日は本当にありがとうございました。


2014年10月17日金曜日

オンライン留学の実現を目指して

10/17()IT先進国である韓国において、代表的な通信制大学である高麗サイバー大学と学術交流協定を締結しました。
今年2月に本学スタッフが高麗サイバー大学を訪問させていただき、たくさんの勉強をさせていただきましたが、その時の縁がこんなにも早く形になったことを嬉しく思っています。
近畿大学は通信教育部を有しており、今後、高麗サイバー大学の様々なノウハウを共有させていただくことで、開講科目の充実と学習環境の向上を図っていきたいと考えています。
※詳細の内容については、近畿大学ホームページをご覧ください。

2014年10月16日木曜日

東京センター来場者数2,000人を突破

10/16()日本私立医科大学協会の会議で東京に出張していました。
会議のほか、順天堂大学の施設を見学させていただき、色々と勉強させていただいている中、時間ができたので近畿大学東京センターにお邪魔しました。偶然にもそこで東京センター来場2,000人目の学生さんとお話することができました。
東京での就職活動中で、PC利用や書類作成のために立ち寄られたとのことでした。話を聴きながら、学生さんの間でも東京センターの存在が随分浸透してきたように感じました。
私も東京出張の際、時間がある時はここへ顔を出すようにしています。学生さんはもちろん、その他近畿大学関係者の方々も、ぜひこの場所を上手に活用してください。


2014年10月12日日曜日

手に汗を握る

 
10/12()関西学生野球連盟の会長として、また、近畿大学の応援者として、秋季リーグ戦会場の滋賀県皇子山球場に行ってきました。
近畿大学 対 関西大学戦では、1点を争う接戦、延長10回の末、辛くも勝利をおさめてくれました。
最後の1球まで試合の行方が分からない中、選手達より私の方が 力が入ってしまっていたかもしれません。まさに手に汗を握る好ゲームでした。
前日の300名を超す近大大応援団の中での試合同様(私は残念ながら出張のためいけませんでしたが)、大変な熱戦になりました。
秋季リーグの残り試合はあと僅か、どのチームも最後まで全力を尽くし、良い戦績が出ることを期待しています。
写真は勝利の記念撮影です。




2014年10月6日月曜日

近畿大学校友会定期総会

10/5()、平成26年度 近畿大学校友会定期総会が開催されました。
先週9/28()に、1,500人を超える校友にご参加いただいたホームカミンデーに引き続き、この総会にもたくさんの校友のみなさまにお集まりいただきました。
世耕 弘成 校友会名誉会長のご挨拶や、亀岡 弘 校友会会長から、校友会の新シンボルマーク(建築学部建築学科3年豊田麻友さん考案)の発表などが行われ、たくさんのアトラクションも大変な盛り上がりで楽しませていただきました。
現在、近畿大学校友会の会員数は48万人を超え、西日本では最大規模の同窓組織です。
どのような組織にも、永久的な発展のためにはOBOGの力が必要不可欠です。
近畿大学は、卒業生のみなさまが誇れる大学であるためにも、まだまだ邁進していきます。
そのためにも、今後 みなさまの更なるご活躍と、母校近畿大学に対する熱いご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
※写真2枚目は、新シンボルマーク考案者の豊田さんとの写真

2014年9月28日日曜日

ホームカミンデー × オープンキャンパス

9/28()ホームカミングデー × 「オープンキャンパス」を同時開催しました。
昨年から実施しているこの企画は、卒業生の皆様に今日の母校を見学し、母校の発展を実感していただき、母校愛を強めていただくことや、同窓生の懇親を深めていただくことを目的としています。
近畿大学校友会は会員数約48万人を擁する全国屈指の卒業生の会です。今日、話題性の多い、目まぐるしい発展を遂げる近畿大学の原点は卒業生の皆様方のおかげであると確信を持っています。
現役の学生諸君には、立派な先輩が多数いることを認識し、自信を持って社会に進出してください。
その他、「卒業・修了4年目同窓の集い」を催しました。「石の上にも3年」とうことわざがあるとおり、社会に出て4年目の皆様は、仕事にも慣れ、多方面で活躍されていることと思います。ぜひ今日を機会に同窓生のネットワークを深め、より一層活躍されることを期待しています。
本日は、卒業生のみなさまの絆をしっかりと結んでいただき、今後、母校近畿大学に対してもご支援賜りますようお願い申し上げます。

2014年9月23日火曜日

附属新宮高等学校・中学校 新校舎 竣工式典

9/21()附属新宮高等学校・中学校1号棟(新校舎)の竣工式典が行われました。
前日に大阪で夜まで学会に出席していたため、当日朝一番の「JR特急くろしお号」に乗車し4時間強…近畿大学初代総長 世耕弘一先生の生誕地で、私の故郷でもある和歌山県新宮市に到着しました。
附属新宮校は、紀伊半島の最南端に位置する学校で、難関大学への進学実績や、プロ野球選手の輩出など、文武共に輝かしい実績があります。
懐かしい故郷の空気の中で行われた式典、その後の祝賀会には、地元市町様をはじめ、約300名の新宮高校・中学校に縁のある方々にご参加いただきました。
祝賀会では、「近大マグロ」の解体ショ―、奥熊野太鼓や近畿大学応援部の演舞などが披露され、会を大いに盛り上げていただきました。
この新校舎のもと、近畿大学附属新宮高等学校・中学校が、ますます発展していくことを心から願っております。

2014年9月18日木曜日

附属豊岡高等学校 創立50周年を祝して

9/14()近畿大学附属豊岡高等学校の創立50周年記念式典が執り行われました。
脳科学者の茂木健一郎先生をお招きした記念式典には、生徒を含め1,000人を超える卒業生・関係者の方にご参加いただき大変好評でした。
この附属豊岡高等学校は、但馬・丹波の自治体などからの要請を受け、近畿大学初代総長の世耕弘一先生のご決断で1964年に女子校として創立されました。その後、地域に認められる学校になるため、様々な改革を繰り返しながら、現在の進学校へと至っています。
今後も更なる発展を遂げるためには、附属豊岡高校としての独自性、特徴、利点を生かした教育環境、教育目標が求められます。
私は近畿大学医学部に在籍していた時から、附属豊岡高校生が医学部入学試験で高レベルな点数を取り、また、多くが難関国公立大学に進学することを知っていました。本校はこのような輝かしい伝統があります。兵庫県の有名高校に負けず、お互いが切磋琢磨し 競い合いながら、勉学されることを祈ります。
中学校・高等学校で身に付けることは、知識は勿論の事、社会から必要とされる人としての基礎(素直さ、優しさ、勤勉さ、頑張り、勇気)を習得することではないでしょうか。自分の利点を伸ばすとともに欠点を知り、それを補うべく努力することです。それを生涯続け、成し遂げるだけの基礎を培ってください。どのような状況にいても、弱者を助け、他人の立場に立って物事を判断できる人間になっていただきたいと思います。
この度50周年を迎えられたことを心からお祝い申し上げます。
50周年記念誌より一部引用)

2014年9月9日火曜日

文芸学部新棟竣工式

9/9()、主に文芸学部芸術学科の学生が、演劇・舞台用ホールをはじめ、陶芸、ガラス、立体造形など、実習を行う専用施設が生まれ変わりました。
この建物は、文芸学部の学生と建築家との協同によるデザインが採用されていたり、東大阪ものづくり企業との連携によるネットフェンスを配置するなど、様々な方の想いが込められた建物になりました。
ご尽力をいただいた皆様、建築関連会社の皆様に心から御礼申し上げます。
近畿大学は今後も、多額の投資を行い キャンパス整備事業を行っていく予定です。
そのような環境下で、学生の創造性が刺激され、固定概念にとらわれない素晴らしい成果が生まれることを願っております。

2014年9月5日金曜日

アマゾンジャパン株式会社と連携協定

9/4(木)、近畿大学は、アマゾンジャパン株式会社様と「教育、研究、学生サービス充実を図るための連携協定」を締結しました。
アマゾン株式会社との連携協定は、日本の大学として初の試みになります。
締結に先駆けて、さっそく私の著書 をアマゾンで販売(プリント・オン・デマンド(POD)を活用)していただきました。

注文し、早ければ当日中に高速印刷で刷り上がった本が手元に届くことに、そのテクノロジーの凄さと合理的なシステムに感服しました。
学生諸君には、このシステムと上手に付き合ってほしいと思います。
というのは、やはり実際の本を、書店や図書館で手に取り、取捨選択し、期待に胸を躍らせながら本と出合う経験は、非常に貴重なものだと思っているからです。
そう願いつつも、一つの手段としては、「地球上で最もお客様を大切にできる企業であること」を企業ビジョンに掲げるアマゾン株式会社のお力をお借りすれば、更なる学生サービスが提供できるのではないかと考え、そのノウハウを学生サービス向上のために取り入れていきたいと思っています。

2014年9月1日月曜日

関西学生野球連盟 秋季リーグ戦開幕

8/30(土)、関西学生野球連盟秋季リーグ戦の開会式が「わかさスタジアム京都」で行われ、連盟の会長として参加させていただきました。
本連盟は、より高度な野球を追求することで、人間形成を目指すのにふさわしい実践教育の場としても機能しています。
選手諸君は、野球を通じて技術面のみならず、精神面においても精進を重ねられ、野球界だけでなくあらゆる分野において活躍される人材へと成長されることを願っています。
春季リーグでは、実力伯仲の好ゲームが続き、リーグ終盤まで全6大学に優勝のチャンスが残る混戦となり、大変な盛り上がりでした。プロ野球注目の選手も出場しています。ぜひ応援に、観戦に足を運んでください。

2014年8月29日金曜日

オリンピックを見据えて

8/21(木)~25(月)に行われた「2014年パンパシフィック選手権」にて、水上競技部の坂田怜央選手が男子800mフリーリレーで銀メダルを獲得しました。
私はテレビ中継を観ながら応援しており、日本出場選手の中で最年少ながら世界王者アメリカを抑え、トップで後泳者につないだ泳ぎは圧巻でした。
今後も坂田選手、水上競技部の活躍から目が離せません。

2014年8月23日土曜日

オープンキャンパス2014

8/23()24()各日11001600の間、近畿大学オープンキャンパスを開催しています。
参加者数は西日本1位(朝日新聞出版「大学ランキング2015」)を誇る、近畿大学きってのビッグイベントです。
近大オールスターズという現役在学生がキャンパス内を案内してくれるなど、リアルな近大を全公開しています。ぜひその魅力を肌で感じてください。そして来春には、近大生としてキャンパスでお会いしましょう。

2014年8月6日水曜日

長期休暇を過ごすにあたって

学生諸君は定期試験を終え、長期休暇に入ったところですね。
更なる飛躍を目指し、様々なことにチャレンジするべき休暇ですが、何らかの計画は持っていますか?
最近の私はというと、大学広報関係で、メディアや、雑誌の取材・インタビューなどで予定が詰まり怒涛の毎日でした。私の夏期休暇は下半期のそのような毎日に備え、そして近畿大学の飛躍のために、勉強、充電をしておこうと思っています。
さて、色々なところで何度もお伝えしていることですが、何をするにもまずイシュー(学ぶ目的や意味)を考え出し、常に意識し続けることを怠ってはいけません。できることなら何か目に付くところに書き出し、忘れず意識し続けられるようにするといいでしょう。
一人の人間の生きる時間では、経験できることには限界があります。だからこそ、自分の経験できる以上のことを学ばなければなりません。
そのために、とにかくたくさんの人との出会いを大切にしましょう。
「一期一会」(人は必要な時に必要な人と必ず出会う。それも早すぎもせず、遅すぎもせず。)を自分の手で手繰り寄せることが大切です。その中で自分の考えも発信し、意見を交わらせましょう。
先人の残した言葉、経験を自分のものに(読書)することもいいでしょう。
「医師である前に一人の人間であれ」 とよく医師の後輩や研修医にはお伝えすることですが、どの世界でも精通する精神です。
私が考える、学びの目的とは、
「人を思いやる“こころ”ある人(人格)になること」
「自分が何を目的に生きるのか、分かるようになるために学ぶこと」
であると考えています。ぜひ参考にしていただき、有意義な休暇を過ごしてください。

2014年7月25日金曜日

FD研究集会にて

7/24()、全学FD研究集会が開催され、教職員約500人の参加がありました。「研究者の行動規範」をテーマに掲げ、CITI Japanの市川家國先生を講師にお招きし ご講演いただきました。
昨今、論文改ざん、生命倫理に反する研究、不正経理など、さまざまなミスコンダクトが相次いで発生しており、研究者の倫理観や、倫理教育の徹底が求められています。
そのような状況の中で、文部科学省所管の「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン」が改正され、不正を事前に防止するための取組や組織としての管理責任の明確化など、効果的な取組が求められるようになりました。
示された内容として“コンプライアンス教育の義務化”があり、近畿大学としても全学的に取組むべきことであり、eラーニングシステムを活用したコンプライアンス教育の受講や管理の徹底をすべきであると判断しました。
近畿大学のメディア露出も多く、グローバル化を謳う以上は、教職員一人一人が国際基準の不正防止 危機管理の“自覚”をお願いしたいと思います。


2014年7月24日木曜日

講義にて

7/23(水)、薬学部1年生生対象「薬学概論」の一コマをお借りして、講義をさせていただきました。
「がん診療から学んだこと」 と題し、一研究者として、一人の人間として理解しておくべき心構えについてメッセージを伝えました。汗も滴る暑い日に 多くの学生に出席いただき、満席の中 みなさん熱心に耳を傾けてくれました。
“何のために学ぶのか?” 研究者の倫理観について議論の絶えない昨今、その目的が逸れてしまわないよう、常に意識して勉学に取り組んでほしいと思います。

2014年7月12日土曜日

台風一過

先日、台風8号が日本列島を襲いました。近畿大学には、奄美大島に水産研究所実験場があり、福岡、和歌山には学部や高校があるなど、台風の影響をうけやすい地域に施設を擁しています。そのため台風が発生する度に大変心配をしますが、不幸中の幸い、今のところ大きな被害情報は聞いておらず、一安心しているところです。しかし一方で、全国の様々な地域で、甚大な傷跡が残ったところもあります。被害に遭われたみなさまに 心よりのお見舞い申し上げ、一刻も早い復旧を願っております。 さて、その頃(7/10~11)私は北海道に出張しておりました。北海道恵庭市には近畿大学のバイオコークス研究所があり、研究にご協力いただいている方々との意見交換や、施設視察に行ってきました。台風の最中、予定通り帰れるか心配でしたが、多少の遅延程度で無事に行程を終え 安堵しているところです。
とはいっても、来週は福島県で日本消化器学会に出席。その後もまた出張やメディア取材などで、大学を留守にする日が続きます。私の予定はまだまだ台風一過とはいきませんが、みなさまにおかれましては、空梅雨で気温も湿度も高い日が続きます。体調管理には十分お気を付けください。
※写真は、研究所にて バイオコークスのエラー品を使っての堆肥化研究について視察させていただいているところです。

2014年7月4日金曜日

近畿大学研究シーズ発表会

7/3()、近畿大学リエゾンセンター主催 『近畿大学研究シーズ発表会』 を開催しました。
6/3()の近畿大学東大阪キャンパスでの開催に続き、今回は首都圏の企業様とのビジネスマッチングを狙い、東京(大田区産業プラザPiO)で2回目の開催となりました。
定員をはるかに超える約220人の企業の方にご参加いただき、満員御礼の大盛況でした。
近畿大学は「モノづくりのまち東大阪市」に腰を据えています。
今回の催しを通じ、首都圏の「モノづくりのまち大田区」を中心に、首都圏、東日本地域における産官学連携活動の積極的な展開を目指していきたいと考えています。

2014年6月13日金曜日

ホタル観賞会

6/11()、附属小学校・幼稚園に足を運びました。
平成22年以降 毎年この時期は、校内ビオトープエリアにて、ホタル観賞会を開催しています。
私は所用のため、残念ながらホタルが光る時間には観れませんでしたが、児童が育てた約2,000匹のゲンジボタルが夜を彩り、地域一般の方をはじめ多くの方にお越しいただき、大盛況のようです。
 
私の故郷は自然がいっぱいで、昆虫や魚、小動物などがたくさん共存しており、幼い頃からたくさんの命に触れてきました。
そのような環境で育ったことが、私が医師になることを志す一つのきっかになり、後に医師となって、命のあり方を考える時に、大きな影響を与えていると思います。
父の持論にならえば、無数の昆虫や魚たちによって、命の尊さに目覚めさせてもらったことになります。
 
児童には、自らホタルの飼育をすることで、命の大切さ、尊さを感じ、心にしみ込ませてほしいと思います。
様々な命に触れることで、人格形成や将来の可能性が広がることになるでしょう。

2014年6月6日金曜日

被災地復興のためにできること


未だに深い傷跡を残す 東日本大震災の被害を受けた被災地復興のために、私たちは何ができるでしょうか。
震災から3年以上が経過しましたが、まだまだ完結する話ではありません。
近畿大学では地震発生翌日から医療チームを現地に派遣し、医療物資を提供するなど医学部を持つ大学として、また、原子力研究所を持つ大学として、被災地の復旧・復興に携わってまいりました。
平成24年春には、13学部48学科を持つ総合大学の英知を結集させ支援する
「“オール近大”川俣町復興支援プロジェクト」を始動させ、川俣町から復興支援アドバイザーを受嘱しています。
さて、6/5() 福島県川俣町にて、「バイオコークス技術による汚染バイオマス減容化」デモンストレーションの実施に参加してきました。大勢の方にご参加いただき、本当にありがとうございました。
このプロジェクトは、福島第一原子力発電所事故の影響に苦しむ福島県川俣町を除染、復興の両面から支援するもので、川俣町での成果を一つの復興モデルとして県全域に広げていきたいと考えています。
その中の一つが今回の計画です。被災地の除染廃棄物仮置場から中間貯蔵施設への輸送問題に対し、近畿大学が開発したバイオコークス技術を応用する方法で、枝葉等の有機汚染物減容の実用化を計画しております。私たち近畿大学と中外炉工業株式会社は、この技術の現地導入に向け、ぜひ お力になれればと思っております。

2014年6月5日木曜日

産学間の橋渡しとして

6/3(火)近畿大学リエゾンセンターと、りそな中小企業振興財団の主催で開催された、中堅・中小企業製造業の経営者・技術担当者のための「近畿大学技術懇親会」に参加しました。
150社の企業の方にお集まりいただき、大学の施設見学や交流会も企画しました。たくさんの質問や意見が飛び交い盛況でした。
ご参加いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。
近畿大学のある東大阪市は、全国でも指折りの中小企業がひしめく場所で、世界でも活躍する企業や研究が生まれているところです。そのような場所で活動する大学として、この懇親会を通じて、今後 更なる地域貢献や、産学連携の強化を図りたいと考えています。
近畿大学では この懇親会以外でも、「リエゾンカフェ」というものを毎朝開店しています。大学内の喫茶店に気軽にお立ち寄りいただき、大学の専門スタッフとコーヒーでも飲みながら、ざっくばらんに技術相談や共同研究のお話をしていただけます。
語弊があるかもわかりませんが、私たちは、世間の役に立つ研究から 役に立たない研究まで、大学ならではの様々な研究を行っています。そのような研究を開示することによって、企業様の新製品開発や 新ビジネスのヒントにしていただければ大変嬉しく思います。
地域、企業様、学生、教員、大学のそれぞれがWin-Winの関係でいれるために、今回のような機会を継続していきたいと思っております。次回は7/3(木)東京大田区産業プラザPiOにて開催予定です。ご参加お待ちしています。

2014年5月29日木曜日

東京駅前の近畿大学キャンパス

5/27()、「近畿大学東京センター」のオープニングセレモニーに参加してきました。
来賓のみなさまをはじめ、当日ご臨席賜わりました方々につきましては、ご多忙のなか誠にありがとうございました。
同センターは、今年4/1に 四ツ谷から東京駅八重洲口前に移転し、首都圏の新しい活動拠点としてオープンしました。
先日 東京出張の際に、実際に利用する立場になってみようと思い、試しに一人で立ち寄ってみました。東京駅 目の前、駅から地下直結の立地で、最高に便利な場所・施設でありました。
学生諸君は、たとえば就職活動等で 夜行バスや新幹線で首都圏へ足を運ぶ際、ぜひ活用してほしいと思います。就職相談、PC利用、更衣室、荷物預かり、証明書発行など、さまざまな支援を行っています。
その他、入試広報、校友会活動(卒業生との交流)の強化や、産官学連携の推進など、これまで以上に、スタッフ含め体制を強化しています。卒業生、教職員のみなさま方、東京駅前の近畿大学キャンパスをどうぞご活用ください。

2014年5月11日日曜日

硬式野球部試合観戦

本日5/11(日)、硬式野球部春季リーグ戦、対同志社戦の応援に行ってまいりました。
滋賀県皇子山球場は、非常に暑い1日でしたが、選手たちは その暑さに負けない程の熱戦を繰り広げてくれました。
残念ながら試合には敗れましたが、この試合から、たくさんの勇気をいただきしました。
対戦相手の同志社大学野球部 ならびに応援団のみなさまには感謝申し上げ、敬意を表したいと思います。
また、近畿大学野球部の選手 ならびに関係者のみなさま、野球部再出発となったこの春、選手の練習着の背中にも書かれていましたが、「感謝」の気持ちを忘れず、心機一転 足並み揃えて頑張っていただきたいと思います。
今後の健闘をお祈りしています。本日はありがとうございました。

2014年4月26日土曜日

何のために学ぶのか

4/26(土)、附属高校の新1年生 約900名に「何のために学ぶのか」と題し、講演をさせていただきました。
附属高校では他校に先駆け、タブレット端末の教育での利活用を始めています。情報活用力やそのモラルを身につけ、高度情報化社会やグローバル社会で力強く活躍できる人材の育成に努めています。
今日も、実際にタブレットを操作している生徒を何人も見かけました。
このように「学び方」が変化するということは、社会から求められる能力も変化しているということです。
たくさんの情報の中から必要な情報を取捨選択する中で、自律的に考え、判断し、表現する力が重要になるでしょう。
ただし、社会から求められる力(小手先の力)が、時代に合わせて少しずつ変化したとしても、本質的な能力や、学ぶことの原点は変わりないことだと思っています。
正しく学ぶために、学ぶことの原点を忘れないでいてほしいと思います。

『学ぶためには』
一人の人間の生きる時間、経験できることには限界があるわけです。だからこそ、自分の経験できる以上のことを学ばなければなりません。
そのためには先人の残した言葉、経験を自分のものに(読書)することがいいでしょう。
そして「一期一会」(人は必要な時に必要な人と必ず出会う。それも早すぎもせず、遅すぎもせず。)を自分の手で手繰り寄せることが大切です。

 『何のために学ぶのか』
・自分の利点欠点を知ること
・知識を身につけること
・自分の考えをもつこと、発表すること

『学びの目的とは』
人を思いやる「こころ」ある人(人格)になること。
自分が何を目的に生きるのか、分かるようになるために学ぶ。

『学ぶとは』
人たる所以を学ぶなり  (吉田松陰)

時代の移り変わりが激しいからこそ、原点を忘れ、誤った学問の使い方を見ることがあります。
環境の変化に対応することは絶対的に必要な条件ですが、だからこそ上記のことを常に忘れず、今後の高校生活に励んでください。

2014年4月16日水曜日

コソボ共和国との絆

昨日4/15(火)コソボ共和国首相 ハシム・サチ氏に 名誉博士(法学)の学位を授与させていただきました。
本学は、コソボ共和国を代表する国立大学「プリシュティナ大学」と平成25108日に学術交流協定を締結しています。
今回の学位授与は、大学間だけの交流ではなく、コソボ共和国と日本の関係において、交流や絆をさらに強める証となることを期待しています。大学として学術面での協力により、国家の発展に寄与してまいりたいと考えています。
 

2014年4月5日土曜日

当たり前を打ち破って

本日4/5()東大阪キャンパスにおいて、平成26年度入学式を挙行しました。
4/2()は和歌山キャンパス・生物理工学部、4/3()広島キャンパス・工学部、4/4()は福岡キャンパス・産業理工学部の入学式を挙行し、無事全ての入学式を終えることができました。
新入生諸君、保護者・ご家族のみなさま、ご入学 誠におめでとうございます。
 
さて、東大阪キャンパスの入学式は、毎年 若手職員でプロジェクトチームを結成し、自由な発想で新入生を歓迎しようと企画している一大イベントです。
更に今年は「Break through!」をテーマに、本学OBの音楽プロデューサー つんく♂氏に入学式をプロデュースしていただきました。
全ては新入生諸君のために、プロジェクトメンバーが企画しましたが、どのように感じたでしょうか?我々のメッセージは届きましたでしょうか?
これからの大学生活に希望を感じていただけたなら幸いです。
 
物理学者のアインシュタインは、常識が大嫌いで、18歳までに身につけた偏見の寄せ集めのような人物だったそうです。しかし、そんな人物だったからこそ、自らの才能を開花させ、新しい発見や業績を残し、ノーベル賞を受賞するまでの功績を残せたのでしょう。
彼は特別な才能を持っていたのかもしれませんが、澄んだ感性や好奇心を常識が邪魔する経験は誰にもあるでしょう。
新入生諸君にはこの大学生活で、小賢しい常識の衣を着ず、自由な発想で様々なことに取り組んでいただきたいと思います。
私は、「性格」というのは両親からもらったものであり、基本的には変わることはないと思っています。しかし、これまでの自分自身の性格という殻から、「Break through」することで、「人格」というものが確立されるのだと考えています。
まさに、本学の建学の精神である「人格の陶冶」です。
新入生諸君が本学を卒業した後に旅立つ社会は、君たちの「性格」ではなく、「人格」をもって評価を下します。
これらのことを肝に銘じ、今日からの大学生活を邁進してください。
 
改めまして、全キャンパスの新入生諸君、ご入学 本当におめでとうございます。